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江古田駅が変わったのをもう見ましたか?
日大芸術学部の学生が駅構内ときらぼし銀行をデザイン!

ここ数日、池袋線江古田駅を利用した人は、「あれ、ちょっと変わったな」と思ったのではないでしょうか。いつもの駅がちょっと華やかに、明るくなった気がしませんか?

2021年2月下旬、日本大学芸術学部デザイン学科の竹内彩乃さんが作画・デザインしたイラストが、改札前の床面と改札内の駅ナカ・コンビニ「トモニー」の壁面、床面にお目見えしました。

モチーフになっているのは、駅員、家族、同僚、友人、カップルとシチュエーションも組み合わせもさまざまな江古田の人々。竹内さんが考えた作品のサブテーマは「ただいまとおかえりが聞こえるまち」でした。

「江古田のどこか暖かく懐かしい雰囲気をもとに、皆が江古田に集結した際に『ただいま』『おかえり』と迎え入れてくるようなまちであるようにと思い、その風景をイメージして制作しました」と竹内さん。ただいま、おかえりがまちに飛び交う様子を、明るく、楽しくはじけるイメージで表現してくれました。

西武鉄道・きらぼし銀行のコーポレートカラーと馴染みのよい ブルーで線が描かれ、アクセントのイエローで元気が出るような色使いに。「江古田チャチャチャ」というコピーも目を惹きます。この「チャチャチャ」にはチアーアップの意味のほかに、ラテン音楽のリズム表現のひとつでもあることから、江古田にキャンパスを構える武蔵野音楽大学のことも想起させるという、実によくできたデザイン。

事前に学内選考を通過した8作品から最終的に選ばれたという今回の竹内さんの作品ですが、「江古田のまちを元気にしよう! 江古田のまちに元気を取り戻そう!」という、江古田キャンバスプロジェクトのコンセプトをもっともわかりやすく表現したデザインだったということが選考の決め手だったそうです。最終選考に残った作品は今後、パネルになって江古田駅に飾られるそうなので、そちらもぜひご覧ください。

北口南口、3か所の階段には江古田愛あふれるメッセージが

江古田駅の新しいデザイン、まだまだあります。
北口南口に3か所ある階段、降っているときは気がつかないのですが、後ろを振り返ると……

南口階段

このように、全部で143段ある階段1段1段にメッセージが綴られているのです。このメッセージは、江古田キャンバスプロジェクトで2020年秋に、日大芸術学部・武蔵大学・武蔵野音楽大学の3大学の学生や住民、働く人々に、江古田の好きなところや江古田のまちへの応援メッセージを尋ねたところ、返ってきた答えの数々。日大芸術学部デザイン学科の坂井耀さんがデザインを手がけました。

「東京で一番風情のある街です!」
「湯たんぽみたいな街」
「東京なのに親しみのあるあったかい場所の江古田大好きです。頑張ってください!」
「まだまだ発展できる可能性のある街だと思います」
「好きだ! 江古田!」

それぞれフォントの違う愛のあるメッセージが、なんとも味があると思いませんか? 3か所の階段それぞれでお気に入りのメッセージを探してみてください。

北口(日大芸術学部方面)階段の写真 北口(日大芸術学部方面)階段の写真

北口(日大芸術学部方面)階段

きらぼし銀行江古田支店も華やかに

そして、今年度江古田キャンバスプロジェクトに参画いただいた、きらぼし銀行江古田支店の外観と行内でも竹内さんの作品が掲出されています。店舗の“顔”とも言える外観や看板に大きく描かれたイラストは遠目からでも目立ちます。行内には西武鉄道の電車をモチーフにしたイラストが壁面に描かれました。きらぼし銀行で働く方からも「支店の印象が大きく変わり、華やかになりました」と好評のようです。

きらぼし銀行江古田支店の写真 きらぼし銀行江古田支店の写真

昨年は江古田の駅構内にピアノが置かれていたことを、覚えている方は多いかと思います。これからも江古田キャンバスプロジェクトは、駅にまちに、さまざまな仕かけを施し、地域のみなさんとともに江古田のまちを元気にしていきたいと思います。最近江古田駅から足が遠のいているなという方、ぜひこの新しいデザインを見にきてください。

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記事を書いた人

江古田キャンバスプロジェクト事務局