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コロナ禍で失った発表の機会を、動画で。
大学生渾身のパフォーマンスを公開中

いまだ終息の目処が立たない新型コロナウイルス感染症は、人々の生活を一変させましたが、江古田にキャンパスがある武蔵大学・武蔵野音楽大学・日本大学芸術学部でも、キャンパスライフもままならない1年となってしまいました。

武蔵大は、大学生活の楽しみのひとつでもある文化祭「白雉祭」を、昨年はリモートで行いました。部活動やサークル活動、ゼミの貴重な発表の機会でもありましたが、多くが断念せざるを得ない状態に。加えて、地域の方々との交流の場、地域一丸となって盛り上がれる場が失われてしまったのです。

一方の武蔵野音大。学内外問わず頻繁にある発表会や演奏会は規模の縮小に。成長や集大成をわずかな人にしか見てもらえないとあって、もどかしさを感じたことでしょう。

そこで、江古田キャンバスプロジェクトでは、この未曾有の事態でも努力し続けてきた学生の皆さんに対し、動画による発表の場をご提供したいと考えました。

元気いっぱいのエアロビに、演奏家の卵たちによるシンフォニー

武蔵大からは、エアロビクスサークル「O2」が登場。「一昨年までの文化祭では、顧問の先生のリードのもと、サークル員と一般の方々が一緒に踊り、エアロビの楽しさを体験していただくというプログラムを行なっていました」と話すのはO2サークル部長の屋良さん。しかし昨年はそれを断念。そのこともあり、「リモートで江古田を盛り上げることができるなら、ぜひやりたいと思いました」という思いで参加いただきました。

そもそもエアロビとは、8カウントのリズムに合わせて簡単な動きを組み合わせた有酸素運動のこと。「エアロビ」と聞くと、競技で見られる激しくアクロバティックな動きや、スポーティーで華美な衣装をイメージする方もいると思いますが、簡単な振りつけで、生涯スポーツとして幅広い年齢層から親しまれるのもまたエアロビ。今回はポップな曲調に合わせて振りつけしました。「簡単な振りつけなので、ぜひ皆さんも一緒に踊っていただけるとうれしいです!」と屋良さん。彼女たちの明るく溌剌とした姿と、チャーミングなポージングにご注目あれ。

武蔵野音大からは、音楽学部の1年生で構成された「シンフォニックバンド」が、演奏を披露します。このシンフォニックバンドの発表会は、昨年7月の開催の延期を経て、今年1月に無事開催されました。しかし、学内関係者のみの入場となってしまったため、より多くの方々に1年間の成果を見ていただこうと、特別編集動画を制作しました。

この演奏会に向けての練習や準備も、やはりコロナの影響を受けて大変だったのだそう。密にならないようソーシャルディスタンスをとって練習することが大前提になるため、日常の練習は個室での個人練習が大半。演奏会の日程が近づくにつれて、少しずつ人数を増やして広めの部屋でセクション練習を行い本番に臨みました。

「(曲のセレクトは)指導いただいた先生がクラシック的な要素だけでは楽しめないだろうからと、演奏者もお客様にも楽しんでいただける曲を選んでいただきました」とシンフォニックバンドのメンバーは話します。

この動画の見どころは、「トランペットのソロやサクソフォーンのソロ、パーカッションメンバーによるパフォーマンス」とのこと。「コロナ禍で通常の練習や合奏授業が思うようにできなかった私たちが、大学に入学して初めての演奏会に出演する緊張感と喜びを同時に感じながら、ひたむきに演奏している様子をご覧ください!」

「江古田に元気を取り戻そう!」という当プロジェクトのスローガンにぴったりな江古田を元気づけるパフォーマンスの数々を、ぜひ動画でご覧ください。

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記事を書いた人

江古田キャンバスプロジェクト事務局