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【開催レポート】
WEBサイトライター養成ワークショップ

8月22日(木)@武蔵大学・9月19日(木)@日本大学藝術学部 の2回にわたり江古田キャンバスプロジェクトのワークショップ「WEBサイトライター養成ワークショップ」を開催いたしました。

このワークショップの目的は、プロの編集者が講師となり、編集とは何か?ということを学びながら、まちの人・モノ・イベントなどにスポットをあてた記事制作を行うことです。ワークショップをもとに書いていただいた記事は、このサイトで順次公開します。

ワークショップ当日は、まずはキャンバスプロジェクトの概要をお話しした後、前半戦は編集ライター講座の基礎編を2人のプロから学びました。
1人目は、コロカル編集長及川さんによる地域ブランドと編集に関するお話です。ブランドの考え方の変遷をベースに、地域ブランドがどうあるべきなのかということ、そして街の魅力・価値を見つけて発信するための一つのスキルとしての「編集」を学びました。

2人目は、現役の編集者である村田さんによるライター講座です。普段何気なく見ているWEB上の記事がどのような流れでできていくのかということを学びました。

後半戦は編集ライター講座の実践編。2つのチームに分かれ、このサイトで公開する特集企画(記事)をみんなで考えます。つまりここでのチームは一つの編集部!まずは、特集記事とはどういうものなのかということ、考えるべきポイントを教えてもらい、それから実際に各個人で特集内容を考えていきます。

ある程度アイデアが固まってきたら、チームで持ち寄り編集会議。誰に見せる特集なのかという目線を意識しながら、江古田ならではの価値を伝えるアイデアを出し合います。江古田のまちに思うことをシェアしながらのアイデア出しは共感の声も多く上がりました。

いよいよ、それぞれの編集部チームで考えた特集企画の発表の時間がやってきます。
講師の村田さんからのフィードバックも受けながら、第1回目のワークショップでは、①『隣の大学何してる?』と②『空きコマ何スル?90分で楽しむ江古田街!』の2つの特集企画が決定!

ワークショップには大学も違えば、専攻も違う同じ年代の学生が参加。それぞれの大学の学生はどんなことをしているのか?という素朴な疑問から、他大学の学生がよく行く飲食店や、大学ごとのファッションスタイルの違い、今何が流行っているのかなど議論が弾み、特集企画が生まれました。

江古田のまちは3大学が揃っていて、たくさんの学生が江古田に通っているのに意外と交流の機会は少ないようで、3大学の学生を対象にした①の企画では学生同士連携を図りながら、気になっていることを深堀りしていくことに。
一方、3大学の学生以外の方にも、江古田を訪れた時の過ごし方を提案する②の企画も、空きコマの過ごし方に着目した点はまさに学生ならではの発想ですね。

そして、第2回目のワークショップではさらに、③『看板と人相』④『江古田の境界線』の2つの特集企画が決定。

とてもワードインパクトのある③の企画は、「ペットは飼い主に似る」といわれるように、「看板は店主に似るのではないか」という視点で、気になる看板を自分たちの足で集めて本当かどうか確かめてみようというもの。その看板になった経緯や看板にまつわるエピソードだけではなく、店に集まるお客さんもその看板の雰囲気にあったお客さんである!?という仮説も立てて取材をするということで、結果が楽しみですね。
また、④は江古田の地名の読み方や江古田3大学の学生分布、新旧比較…といったように様々な切り口で江古田にある境界線を調べて紹介するという「江古田ならでは」の特集企画になりました。調査の過程を記事にしていくことで、江古田のまちをまた違う視点で再発見することができそうです。

たくさんのインプットと、アウトプットを一気に行うワークショップはあっという間。でもここからが本番です。

ワークショップ後の宿題は、このWEBサイトの記事を実際に書くこと。
ここからは、決定した特集企画を記事タイトルから具体的な企画内容まで発展させていきますが、特集企画以外でもワークショップで学んだことをヒントに、オリジナルの記事企画を立てるのもOK。どんな記事になるのかワクワクします。

こうしてサイトをご覧になっているみなさんにお披露目できる機会をお楽しみに。

記事を書いた人

江古田キャンバスプロジェクト事務局