山登りと発酵食品で1dayリトリート 飯能山登りと発酵食品で1dayリトリート 飯能

LOCATION 0110〜20分の山登りと、発酵パワーで1dayリトリート。発酵パワーで1dayリトリート。

低山なのに山頂からの眺めは最高! 思わず深呼吸

山登りに行きませんか。奥武蔵の豊かな自然に恵まれた飯能市の「天覧山」は標高197m(山頂の看板には195mと記載)という、言ってみれば丘陵のような山です。市街地に隣接するものの、登山道に足を踏み入れれば、そこはもう別世界。低山ながら岩場、鎖場もあり、山頂から望むパノラマは非日常が味わえます。

山が大好き。天覧山には何度も登ってます

案内してくれたのはモデルであり、登山やアウトドアの魅力を伝えるフィールドナビゲーターの仲川希良(なかがわきら)さん。日本全国の山々のみならず、世界の山にも旅しているとか。そんな仲川さんにとって標高197mの天覧山は「散歩のように楽しめる気軽な山です(笑)。でも、だからこその楽しみ方があるんですよ」。それでは早速、レッツゴー!

LOCATION 02麓の街を知れば、山がもっと好きになる。麓の街を知れば、山がもっと好きになる。

飯能の楽しみ方がどんどん増えている

待ち合わせたのは飯能駅。北欧の世界を体験できる「メッツァビレッジ」や2019年にオープンした「ムーミンバレーパーク」の最寄り駅です。

飯能駅から登山口までは徒歩15分程度。地元の商店街を抜けて天覧山へと向かいます。でも、ただ商店街を歩くだけではなく、仲川さんはあちらこちらを興味津々に眺めたり、写真をとったり。

店の外までいい匂い。ミルクボールを買おう

商店街を歩いているとパンの焼けるおいしそうな匂い……。『手作りパン 英国屋』の前で足を止めると「以前、飯能に遊びに来たときここで焼きたてのクリームパンを買って食べました。とっても美味しかったんです」とちょっとだけ寄り道。今回は名物のクリームたっぷり「ミルクボール」や素朴な見た目の「あんぱん」を購入。
「天覧山の頂上で食べてもいいし、商店街を抜けた先にある入間川沿いの飯能河原で食べるのも気持ちがいいですよね。でも……」と仲川さん、待ちきれずにあんぱんをパクリ。「おいしいー!」。

思わずパチリ。古い建物はいいなあ

「人の住む場所に接する里山は、麓にある街と切っても切れない関係にあります。その街の産業には必ずといっていいほど山が深く関わっている。飯能の場合なら、江戸時代から切りだした木材を川で江戸に運んで栄え、明治時代は養蚕業や絹織物の生産が盛んだったそうなので、そうした歴史の痕跡が街のあちこちに残っているんです」。話をしながら飯能の商店街を歩いていると、確かに呉服店が数多く点在。かつて絹織物や生糸、蚕種(蚕の卵)を扱っていた歴史的建造物『店蔵 絹甚』は飯能市指定有形文化財になっていました。「私自身、山に登るときは地元の商店街を歩いたり、地元ならではの名所を訪れるといったことも大事にしています。街を知ることで山をより深く理解できるし、理解できれば山登りをもっと楽しめると思うから」

LOCATION 03発酵テーマパークの楽しい遊び方発酵テーマパークの楽しい遊び方

今注目の「発酵のチカラ」を存分に味わえる!

登山口に到着すると、2020年10月にオープンしたばかりの発酵食品のテーマパーク『OH!!!〜発酵、健康、食の魔法〜!!!』がありました。

敷地内には、全国から厳選した発酵食品や飯能の野菜や特産品を集めた『八幡屋』から、野菜×乳酸菌×米糀の発酵デリカフェ『Piene Café(ピーネカフェ)』、本格薪火窯と発酵技術を駆使した創作料理が味わえるレストラン『Femy_(フェミー)』、そしてキムチやぬか漬け作りが体験できる『パリシャキ研究所』まで、発酵の魅力を存分に楽しめる店が満載です。

スイーツだってユニーク。糀甘酒の甘味がたまらない

「ワクワクしますね。いま腸の健康が注目されていますが、腸の善玉菌を増やす発酵食にはとても興味がありますし、それがこんなに色々な食べ物で楽しめるなんて」

ひとまず「Piene Café」で〝糀甘酒のチーズブリュレタルト″でちょっとまったり。

木立の中のレストランでちょっぴり贅沢なランチも

「天覧山は初心者でも登れる気軽な山。
だから『八幡屋』で地ビールや小さい地酒を買って頂上で飲むもよし、山登りの前に『Piene Café』で「ピーネデリプレート(1,300円)」をテイクアウトして、景色を眺めながらランチするのも素敵。
『Femy_』でゆっくり食事をするのもおすすめ。
今回私は、山登りの前に『Femy_』でランチに決定!
OH!!!!では色々な楽しみ方ができて迷ってしまいますが…
おみやげに地元の新鮮な野菜や無添加にこだわった漬け物を買うことは旅の前から決めています(笑)」

LOCATION 04植物や虫を探しながら気軽に楽しくハイキング。植物や虫を探しながら気軽に楽しくハイキング。

新緑がまぶしい。鳥の声に耳を澄ませて

いざ、天覧山へ。登山道の入り口は『OH!!!〜発酵、健康、食の魔法〜!!!』のすぐ裏手というのに、木々に囲まれた細道に足を踏み入れると一気に空気が変わります。聞こえるのは鳥の声、木の葉のざわめき、風の音。「小さな植物や虫が大好き」と仲川さんは自然の気配を感じながらゆっくりと進みます。

なだらかなルートとちょっとスリルのあるルート。

なだらかな道ゆえに、こども連れや犬の散歩をしている人も。木々が近いからか、土壌の匂いに囲まれているためなのか、すがすがしい気分です。

5〜10分ほどで中腹に到着。さらに上を目指します。山頂までは岩場を登るルートと、整備されて登りやすくした階段ルートがありますが、仲川さんは「より山らしさを味わえる感じがするから」と前者を選択。

LOCATION 05数えるたびに数が違う?十六羅漢像の不思議。数えるたびに数が違う?十六羅漢像の不思議。

石像の表情を見てたら、心が緩んできた

その道中には十六羅漢像がお目見えします。五代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院が寄進したとされる石像で、16体ある石像はどれも表情が違う。大笑いしている石像あり、怒った表情の石像あり。地元の方が言うには「羅漢像は16体のはずですが、数えてみるともっとあるんです。しかも数えるごとに石像の数が違う……(笑)」。ぜひ、みなさんも数えてみてください。

途中、仲川さんは深呼吸。「体の中の空気を全部入れ替えるつもりで」吸って吐いて、吸って吐いてを繰り返しながら登ります。

LOCATION 06低山ながらも一流の眺望。低山ながらも一流の眺望。

あっという間に頂上。気持ちい〜い

そして間もなく、山頂へ。

展望台からの景色は壮観。「低山ながら眺望は一流」と聞いていたのも納得。眼下には飯能の町が広がり、南西方向には奥多摩の山々が連なり、天気が良ければ富士山も望めます。そして南東は都心へと繋がり、東京スカイツリーが見られることも。

「標高197mとは思えない景色ですよね。日の出スポットにもなっているようだし、季節や時間帯をかえてまた訪れたいな」

他の山にも足を延ばしたくなる

「天覧山のように気軽に登れる小さな山の魅力は、暮らしのすぐそばにあること。身近な場所に豊かな自然が息づいていることを実感できることです。自分の足で歩いて登り、自然とのつながりを感じると、日々の生活のなかでも自然のありがたみを意識するようになる。それってとても大事なことだと思います」

天覧山からは、足を延ばして多峯主山(とうのすやま・標高271m)に登るルートや高麗峠を超えて秋の曼珠沙華で有名な巾着田に行くルートもあります。

LOCATION 07世界に1つだけのキムチを作る。世界に1つだけのキムチを作る。

キムチを手作りするワークショップに初挑戦

その日、仲川さんは天覧山からそのまま下山。次に向かったのは先ほども紹介した『OH!!!〜発酵、健康、食の魔法〜!!!』にある「パリシャキ研究所」。キムチやフルーツビネガー作りが体験(事前予約制)できるとのことで、「山登りで体を外側から整えたから、今度は体の内側を整えようと思って」。参加したのは世界に1つだけのオリジナル〝ご飯がススムキムチ″を作れるワークショップです。

研究部署出身のスタッフの信田友理子さんが用意してくれていたのは、塩漬けにした白菜と基本のヤンニョム(薬念)。ヤンニョムとは韓国料理における合わせ調味料のことであり、味わいのベースです。

いろんな調味料で複雑な味が生まれる

「ここに唐辛子や醤油、酢、塩などの調味料から、スルメイカや昆布、オキアミの塩辛、魚粉などの薬味を加えて好みのキムチを作りましょう」と信田さん。

最初にベースのヤンニョムを味見。「甘味が強いですね。もう少し、辛味や酸味がほしいかも。魚介系の味が効いているのもいいな……」と悩む仲川さんに、信田さんからアドバイス。「ごはんに合わせるなら鰹節で旨味を足したり、蜂蜜を隠し味程度入れるとコクが出てまろやかに。お酒を楽しむなら魚介系やにんにくが合いますよ」。その言葉を聞いて「よし」と心を決めた様子。

途中で味見。うーん、充分においしいな

まずは粗挽き唐辛子をプラス。さらにオキアミ塩辛や魚粉を加え、おろし生姜で味を引き締めた。一度混ぜて、味見をすると「もう少し酸味がほしいかも」と穀物酢やりんご酢を加え、「違う食感があると嬉しいな」と昆布やスルメイカ、白ごまを入れて混ぜ合わせた。その後も少しだけ味の調整をすると……「私だけのキムチができました!」

味見をさせてもらうと、甘味や旨味、酸味の絡み合う深い味わい。後からじわりと辛味が出てきて、プチプチとしたごまの食感が小気味いいアクセントに。最後に顔写真付きのラベル(別料金)を貼って完成です。

完成! 食べるのがもったいないくらい

「あー、楽しかった! こんなに近い場所で豊かな自然に触れることができて、なおかつ、知っているようで意外と知らない発酵の世界を体験することもできます。飯能で1dayリトリート。みなさんにもぜひ楽しんでいただきたいですね」

SHOP&SPOT今回のスポット

手作りパン 英国屋

創業40年。
1日に約70種ものパンを用意。

埼玉県飯能市仲町8-15

☎042-973-8367
営業時間8:00〜19:00
月曜休み

OH!!!〜発酵、健康、食の魔法!!!〜

発酵の力を食べて、学んで、
体感できる場所。https://oh-hanno.jp

埼玉県飯能市飯能1333

☎042-957-7001(総合案内)
営業時間はHPで確認をhttps://oh-hanno.jp/access/月曜休み

八幡屋 OH!!!施設内

全国の発酵食品や飯能の特産品を販売。軽食やお酒を楽しめる
テラスもあり。https://oh-hanno.jp/yawataya/

営業時間10:30〜17:30

ピーネカフェ OH!!!施設内

植物由来の「ピーネ乳酸菌」と野菜を使用したメニューが充実。https://oh-hanno.jp/piene/

営業時間10:30〜17:30(LO17:00)

Femy_ OH!!!施設内

本格薪火窯と発酵技術を多彩に
利用した創作料理が人気。
リピーター多し。https://oh-hanno.jp/femy/

営業時間
11:30〜14:30(LO14:00)
17:00〜20:30(LO20:00)

パリシャキ研究所 OH!!!施設内

キムチやぬか漬け、
フルーツビネガーなど、発酵食作りのワークショップが体験できる。
(事前予約制)https://oh-hanno.jp/parishaki/

開館時間は、
ワークショップにより異なります。
(事前予約制)

※『OH!!!〜発酵、健康、食の魔法〜!!!』では、新型コロナウイルス感染症拡大防止等の観点から、
状況により営業日及び営業時間を変更する場合がございます。詳細は公式WEBサイトをご確認ください。https://oh-hanno.jp/access/

INFORMATION今回のスポット

飯能

飯能

飯能は池袋線の池袋駅から急行で1時間弱。
駅から商店街、蔵や史跡などを見ながら『OH!!!〜発酵、健康、食の魔法〜!!!』まで徒歩15分。
天覧山は『OH!!!』の裏手の山道から登れます。
十六羅漢のあるちょっとスリルのあるコースと、
ゆるやかな坂で気軽に登れるコースがあるので体力に応じて選びましょう。

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