文春まんが 読みとくシリーズ2 鉄道会社のここが知りたい!
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電でん車しゃが走はしるしくみ電でん車しゃは電でん気きをエネルギーにして、人ひとやものを乗のせて走はしるんだ。ここでは、電でん気きを取とり入いれて走はしる電でん車しゃのしくみを紹しょう介かいするよ。電でん車しゃは架か線せんから電でん気きをとって、レールから変へん電でん所しょに電でん気きを戻もどすんだ。電でん池ちにつないだモーターでたとえると、プラス極きょくの線せんが架か線せん、マイナス極きょくの線せんが線せん路ろのレールになる。電でん車しゃはパンダグラフで電でん気きを受うけ取とり、受うけ取とった電でん気きでモーターを動うごかして車しゃ輪りんを回まわすんだ。電でん気きは架か線せんとレールに流ながれているから感かん電でんが心しん配ぱいだね。たとえば架か線せんに凧たこが引ひっ掛かかり、体からだが地じ面めんやレールに触ふれたまま凧たこ糸いとをつかんでしまうと、体からだが電でん気きを通とおしてしまい感かん電でんするんだ。レールだけを触さわっても感かん電でんしないので、踏ふみ切きりでレールを踏ふんでも大だい丈じょう夫ぶなんだよ。線せん路ろは電でん車しゃの通とおり道みち。路ろ盤ばん(土つちやコンクリート製せいの線せん路ろを支ささえる地じ盤ばん)、レール、道どう床しょう、枕マクラギ木からできているよ。数すう十じっトンもの電でん車しゃが高こう速そくで走はしるため、道どう床しょうや枕マクラギ木はがんじょうにできているよ。線せん路ろの上うえには架か線せんと呼よばれる電でん線せんがはられているんだ。電でん車しゃに電でん気きを送おくるためのもので、トロリ線せん、ちょう架か線せん、ハンガーから構こう成せいされているよ。電でん車しゃは電でん気きで走はしる線せん路ろ架か線せん(電でん線せん)細ほそ長ながい鉄てつ製せいの部ぶ品ひんで、電でん車しゃをなめらかに走はしらせる他ほかに、変へん電でん所しょに戻もどす電でん気きも流ながれているよ。電でん車しゃのパンタグラフ(集しゅう電でん装そう置ち)と接せっ触しょくして、電でん気きを供きょう給きゅうする電でん線せんだよ。レールを固こ定ていし、幅はばを一いっ定ていに保たもつ役やく割わりの他ほかに、車しゃ両りょうの重じゅう圧あつを分ぶん散さんする役やく割わりももっているよ。ちょう架か線せんからトロリ線せんを吊つり下さげる金かな具ぐだよ。一いっ定てい間かん隔かくで取とり付つけられているんだ。線せん路ろにかかる車しゃ両りょうの重じゅう圧あつを分ぶん散さんする役やく割わりをもつよ。バラスト(小ちいさな石いし)やコンクリートが使つかわれているよ。トロリ線せんがたるまないように支ささえるワイヤーだ。トロリ線せんとちょう架か線せんはハンガーでつながるよ。①レール④トロリ線せん②枕マクラギ木⑤ハンガー③道どう床しょう⑥ちょう架か線せんか せんだい しゃげん りおなんでんで①⑥⑤④②③78● 電でん車しゃの重おもさは車しゃ両りょうによって異ことなるけど、軽けい量りょう化かされたスマイルトレインでも、いちばん重おもい車しゃ両りょうは約やく33トンもあるんだ。

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