文春まんが 読みとくシリーズ2 鉄道会社のここが知りたい!
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鉄てつ道どう信しん号ごうの種しゅ別べつ道どう路ろと同おなじように、鉄てつ道どうにも安あん全ぜん・安あん心しんな運うん行こうをするための設せつ備びがあるんだよ。鉄てつ道どうでは「信しん号ごう」「標ひょう識しき」「合あい図ず」の3つを使つかうんだ。カーブ(曲きょく線せん)の半はん径けいが書かかれた標ひょう識しき。カーブの入いり口くちに立たっているよ。数すう字じの単たん位いはメートルだ。曲きょく線せん標ひょう形かたちや色いろや数すう字じで、距きょ離り、勾こう配ばい(坂さか道みちのかたむき度ど合あい)、カーブの半はん径けいなどをしめす表ひょう示じ板ばんだよ。おもに線せん路ろのまわりに配はい置ちされているんだ。電でん車しゃを前まえに進すすめていいのか、運うん転てん士しに知しらせるための装そう置ちだよ。普ふ通つうの信しん号ごう機きの他ほかに、中ちゅう継けい信しん号ごう機きや駅えき構こう内ないにある構こう内ない信しん号ごう機きなど形かたちが違ちがうものもあるんだ。信しん号ごう標ひょう識しき駅えきで駅えき係かかり員いんが車しゃ掌しょう、運うん転てん士しに状じょう況きょうを知しらせるとき、旗はたや合あい図ず灯とうで合あい図ずを送おくるんだ。合あい図ずホームにある装そう置ちで、前ぜん方ぽうの信しん号ごう機きが青あおの場ば合あい、ライトがつくよ。車しゃ掌しょうに電でん車しゃが出しゅっ発ぱつできることを知しらせる装そう置ちだ。出しゅっ発ぱつ反はん応のう標ひょう識しき中ちゅう継けい信しん号ごう機き常じょう置ち信しん号ごう機き坂さかがはじまる場ば所しょに立たっているよ。数すう字じの単たん位いはパーミルで、写しゃ真しん左ひだりの10パーミルは1km行いくと10m上あがる傾けい斜しゃという意い味み。勾こう配ばい標ひょう鉄てつ道どうの出しゅっ発ぱつ点てんから1kmごとの距きょ離りを示しめす標ひょう識しきだよ。キロポストとも呼よばれるんだ。距きょ離り標ひょう線せん路ろ沿ぞいにある信しん号ごう機きだよ。道どう路ろの信しん号ごうと同おなじ、青あおは進しん行こう、黄きは注ちゅう意い、赤あかは停てい止しだ。見みにくい信しん号ごう機きの手て前まえにある装そう置ち。前ぜん方ぽうの信しん号ごう機きが進しん行こうのときはタテ、注ちゅう意いはナナメ、停てい止しはヨコだ。列れっ車しゃ停てい止し目もく標ひょう線せん路ろのわきにある数すう字じのかかれた標ひょう識しきは、運うん転てん士しが電でん車しゃの停てい止し位い置ちを確かく認にんするためのもの。「10」と書かかれた場ば所しょには、10両りょう編へん成せいの電でん車しゃの先せん頭とう車しゃ両りょうがとまるんだよ。● 信しん号ごうがしっかり見みえるように電でん球きゅうの掃そう除じをするのも電でん気き部ぶの仕し事ごとだよ。ここから上のぼり勾こう配ばい。ここから下くだり勾こう配ばい。88

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