西武ニュース 2015年11月号
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他社で活躍する西武車両西武鉄道で引退した一部の車両は、他の鉄道会社で第二の人生を歩んでいます。2015(平成27)年9月現在で活躍している元西武鉄道の車両を紹介します。Vol.7資料提供:(株)ネコ・パブリッシング 『写真で見る 西武鉄道100年』より弘南鉄道ED33形 弘南線の除雪列車に活躍するED33 3 撮影:小坂弘之富山地方鉄道16010系「アルプスエキスプレス」となった16010系第2編成。観光列車として中間車(指定席)が連結されるのは土休日で、平日・年末年始は2両編成で通常運行となる 撮影:高野 潤大井川鐵道スイテ82形展望室部分はオープンデッキ化、ぶどう色2号に白帯を巻くスイテ82 1 撮影:佐藤利生以前から吊掛駆動の旧性能電車が地方私鉄に譲渡されていましたが、近年では高性能電車の譲渡も行われています。また、旧性能電車が客車化改造されたり、電気機関車の譲渡も行われています。 「弘南鉄道ED33形」は、元西武E11形電気機関車で、さらに前身は武蔵野鉄道デキカ10形。1961(昭和36)年、E13の1両が弘南鉄道に転じて、ED33 3となりました。現在は、主に入換や冬季の除雪列車に使用されています。 10000系”ニュー・レッドアロー“の導入により廃車となった5000系の車体に、同じく廃車となったJR485系などの足回り・機器を購入し装備した「富山地方鉄道16010系」。線内の特急から各駅停車まで幅広く使われています。1編成は2012(平成24)年にリニューアルの上、中間車も再び整備されて観光列車「アルプスエキスプレス」となりました。 1982(昭和57)年に西武鉄道501系のサハ1501形を譲り受け、客車・展望車化された「大井川鐵道スイテ82形」。改造に際し種車の側扉部は側窓とされ、千頭方にデッキを設けました。また、客室内は床が絨毯敷きとされ、腰掛はソファーとなっています。がわとびらぶがわまどせんずじゅうたん13

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