西武ニュース 2016年6月号
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Profile小さい頃からものづくりが好きで、大学でも服飾デザインを専攻。卒業後、仕事の現場にて一線でCADを使い、図面設計に従事。現在は鍛鉄と兼業しています。Schedule6時半起床。ふたり分のお弁当をつくって出社。18時の業務終了後は、主婦業とともに、デザインの勉強に取り組んでいます。Holiday夫婦で山登りをすることが多いです。秩父という土地柄、たくさんの美しい自然があり、リフレッシュできます。Skill up女性ならではの感性や細かい気遣いを作品に表わすことができるように修行しています。また、海外の人との技術共有のため、語学にも力を入れています。My favorite place職場が1番のお気に入りの場所。同僚がつくった作品や四季折々の花や野鳥など、多くの自然や生物にであえることに心がときめきます。鉄を1,000℃以上に熱してハンマーなどで叩いて形づくります。アイデアと技術で、温かみのある作品が生まれます。将来のことを見据えて、新たな世界へ飛び込む!鍛鉄という言葉をご存知でしょうか? 金属工芸のひとつで、鉄のみを使い、ハンマーワークで造形することです。鍛鉄工房・PAGE ONEの代表者である鍛鉄工芸家「西田光男」さんのブログを見て、深く感銘を受けた石川さん。4代続いている実家の鉄工所で建築鉄鋼の図面設計を専門職として働いていましたが、その造形技法に興味を抱き、日々の業務に追われているだけではいけないと一念発起。鍛鉄の世界へ飛び込むため、旦那さんと一緒に遠く長崎県からはるばる秩父の地に拠点を移しました。常にポジティブな気持ちで、しっかり考えて進んでいくタイプだと自己分析する石川さん。鍛鉄を学んで現在3年目、家業の建築設計も兼務しながら、鉄の新たな可能性を模索しています。「女性の鍛鉄工芸家も増えてきており、交流の場も多くなっていることで良い刺激をもらっています。女性ならではの作品を生み出していきたいです。」自分が取った行動を理解してくれた周りの人たちへの感謝を忘れることなく、将来のことをしっかり見据え、これからも夫婦二人三脚で歩んでいきます。長崎県にある4代続く実家の鉄工所で、建築鉄鋼の図面設計に励んでいた日々。鉄が生み出す可能性をさらに広げていこうと、3年前から旦那さんと鍛鉄の世界に飛び込みました。石川 佳世さん(鍛鉄工房・PAGE ONE)石川 佳世さん (鍛鉄工房・PAGE ONE)vol.2見つけた!14

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