西武ニュース 2017年11月号
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萩原 瞳さん(株式会社マザーグース代表取締役)今年で創業101年目を迎えた、江古田にある老舗のパン屋「マザーグース」。3代目となる萩原さんは、お店のことだけではなく練馬区全体の発展を考えて、日々奮闘しています。Vol.19江古田駅14萩原 瞳さん(株式会社マザーグース代表取締役)※対象店舗やスタンプラリーなど、くわしくは練馬パンカーニバル検索「マザーグース」も参加している 「練馬パンカーニバル2017」が開催中。練馬区内にある16のパン屋と、絵本「パン屋のイーストン」とのコラボイベントで、プレゼントがもらえるスタンプラリーを楽しめます。期間11月30日(木)までMy favorite place江古田駅北口を降りると目の前にある江古田浅間神社。境内にある富士塚は、富士山から持ち帰った溶岩でつくられており、江古田富士と呼ばれ、国の重要有形民俗文化財に指定されています。交通江古田駅北口から徒歩すぐ住所練馬区小竹町1-59-2TEL   (03)3957-6662Schedule早朝から開店準備、午前中はパンづくりや保育園への配送をしています。午後は事務、商品開発などにも時間を使います。Hobby本当に休めるのは、お盆とお正月くらいという萩原さん。時間がある時には、デパートやホテルに行き、流行を追いかけることを楽しみの一つとしています。Career西武線沿線にある一貫教育の学校を卒業後、都市銀行に就職。数年後、勤務しながら夜間大学に編入し、ホテル観光学科を専攻しました。卒業後は、池袋にあるホテルに転職。結婚してからは、生命保険会社に勤めていました。その後、家業を手伝うようになり、現在に至ります。Goal時代のニーズに合わせて、いつまでも続いていくお店づくりを目指しています。継続していくことの大切さを実感しています。たくさんの人たちと活気のある街をつくっていく。評判のパン屋がたくさんある江古田の地で、101年続いている人気のお店「マザーグース」。萩原さんは、3代目として20年前に父親の跡を引き継ぎました。昔から続けている製法にこだわるだけでなく、今のニーズに応えるパンづくりや商品開発にも力を入れていて、皆さまに喜んでもらえることを常に考えています。地元の商店街の理事会に出席したり、練馬区商店街連合会では練馬商人会副部長も務めている萩原さん。家業だけではなく、地元の商店街や、練馬区全体が盛りあがるために尽力しています。さまざまなイベントを立ちあげたり、萩原さんの人脈を活かして、練馬区にあるお茶屋さん、江古田にある精肉店とコラボレーションしたパンも販売するなど、多くのアイデアを生み出しています。「仕事に対する意欲を持ち続けて、楽しみながら取り組み、学ぶ姿勢を大切にしていくことで、多くの皆さまに協力をしていただけることが嬉しい。」と語る萩原さん。パンで食文化を高めていくことを目標としていて、そのことを明るい笑顔で話している姿が印象的でした。

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