西武ニュース 2017年12月号
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関川 亜佐子さん(秩父市地域おこし協力隊隊員)2016(平成28)年10月から「秩父市地域おこし協力隊」として働いている関川さん。伝統工芸の織物である「秩父銘仙」をたくさんの人に知ってもらうため、企画立案やPR活動に努めています。Vol.20西武秩父駅14関川 亜佐子さん(秩父市地域おこし協力隊隊員)ちちぶ銘仙館では、2017年4月から秩父銘仙のレンタル「ぽてぽて銘仙」をスタート。秩父観光がより一層楽しくなること間違いなしです。※要予約料金3,000円(着付け代込み)時間9:00~16:00(着付けは15:30まで)My favorite place国指定伝統的工芸品である秩父銘仙に関する貴重な資料を展示している「ちちぶ銘仙館」。国の登録有形文化財にも指定されています。体験ブースもあり、手織りや染物をつくることもできます。※一部体験は要予約交通西武秩父駅から徒歩5分住所秩父市熊木町28-1時間9:00~16:00(体験受付は15:00まで)入館料おとな200円、小中学生100円定休日年末年始 TEL (0494)21-2112Schedule毎朝7時に起きて、9時から就業開始。16時に業務を終えて、お買い物をして帰宅。新商品の開発に関する作業をするなど、常に秩父銘仙のことを考えています。Holidayちちぶ銘仙館で、機織りの勉強をしています。完成した時のうれしさは格別で、もくもくと6時間くらい作業することもあるそうです。Hobby食べ歩きやお酒を飲むことが楽しみ。秩父にはおいしいものがたくさんあるので、どこのお店に行こうか迷ってしまうこともあるとか。Goal機織りのことなど、秩父銘仙についてもっと学び、若い世代を中心に知名度を上げていくことが目標。起業することも視野に入れています。好きなことを見つけ、 懸命に取り組んでいく。都市部在住の人が、地方などへ移り住み、地域活性化の担い手として活動する、総務省が定めた制度「地域おこし協力隊」。秩父市でも導入しており、関川さんは、昨年10月から隊員となって、伝統工芸品である絹織物「秩父銘仙」をPRするために日々奔走しています。都内でOLとして働いていましたが、着物を羽織る機会があり、その魅力に惹かれ、伝統産業に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。その時に「秩父市地域おこし協力隊」の募集を知り応募。見事に採用となりました。現在は、秩父銘仙の素晴らしさを伝えるために、イベントでのPRや秩父銘仙のレンタルサービスを中心に活動しています。まずは秩父の人たちに親しんでもらおうと考えており、小学校の卒業式で、児童が着物姿で出席することを計画しています。「自分がやりたいことなら、辛くてもがんばることができる。好きなことをして、輝いていきたいですね。」と落ち着いた口調で語る関川さん。好きな着物に関連している仕事ができていることに感謝し、秩父銘仙のファンがますます増えていくよう、これからも取り組んでいきます。

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