西武ニュース 2018年5月号
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 足立 由美子さん(ツグミ工芸舎・百果店 ひぐらしストア)秩父に住み、おもちゃコンサルタント、木育インストラクターとして活動する足立さん。木や糸を通じて幅広い世代の人が楽しめる場づくりをしています。Vol.25西武秩父駅14足立 由美子さん (ツグミ工芸舎・百果店 ひぐらしストア)My favorite place高麗川の川辺にあるオーガニック・ベジタリアン&ヴィーガンカフェの阿里山カフェ。足立さんがプロデュースした織機「OオリッコRICCO」などのワークショップを8年前から開催しています。交通高麗駅から徒歩10分住所日高市高麗本郷185-2時間月 11:30 〜18:00(15:30LO)木・金・日 11:30 〜18:00(17:30LO)土 11:30 〜19:00 (18:30LO)定休日火・水TEL(0429)82-4823Job普段は英会話の講師をしており、ライフワークとして木のおもちゃの企画開発をしています。Chichibu都心から気軽に遊びに行ける自然豊かな里です。生まれたばかりの赤ちゃんに、秩父の木材でつくったおもちゃを進呈する取り組みなどに関わっています。Hobby石神井公園にあるマクロビの料理教室に通っています。得意料理は「車麩のフライ」で、家族の大好物でもあります。Goal今までは英会話とおもちゃを分けて考えてきましたが、同じコミュニケーションツールとして融合できないか考えています。迷う時間はもったいない やりたいことはやってみよう。足立さんが秩父で暮らし始めたのは 、13年ほど前  。それまではニューヨーク市のマンハッタンのアートギャラリーで働いていましたが、日本の自然豊かな場所での静かな暮らしに憧れ 、縁あって秩父に移住 。移住後住んでいた古民家を解体した時に発生した古材を再利用できればと考え 、こども用のお箸とスプーンをつくったことをきっかけに 、使い込むうちにつく傷も味になりストーリーになる 、そんな木に強く興味を惹かれるようになりました 。現在は 、おもちゃコンサルタントや木育インストラクターとして 、秩父の木材や織物文化を通じて 、世代を超えて交流できるワークショップなどの場づくりに取り組んでいます 。ドイツや北欧などでは 、木のおもちゃをこどもに受け継ぐほど愛着を持って大切にするもの 。日本でももっと木のおもちゃの素晴らしさを広めたいという思いを常に持っています 。「迷ったらなんでもやってみる  。悩んでいる時は既にもうやりたい思いがあるはず 。自分にストップをかけているのは自分自身 。自分を鼓舞してやっていこう 。」とポジティブなエールをいただきました 。足立さん発案による、織物工場の建物を モチーフにした積み木「TツミッコUMICCO」。無垢のヒノキとスギでつくられており、パッケージの風呂敷には伝統工芸「秩父銘仙」の技法が用いられています。

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