西武ニュース 2018年7月号
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1 蔵造りの町並み(重要伝統的建造物群保存地区)伝統的な耐火建築である土蔵造りの商家や近代洋風建築が建ち並び、川越ならではの風情が溢れる。2 大沢家住宅(国指定重要文化財)1792(寛政4)年に豪商、西村半右衛門(近江屋)が呉服太物屋として建てた商家。1893(明治26)年の大火を免れた川越最古といわれる蔵造り。3 フカゼン(小谷野家住宅)(市指定有形文化財/伝統的建造物)「フカゼン」と大きな文字の看板が目を引く深善美術表具店の蔵造りは、3年の歳月を費やし1895(明治28)年に完成。当時は太物商卸問屋を営んでいた。4 時の鐘(市指定有形文化財/伝統的建造物)蔵造りの町並みのほぼ中央にあり、鐘つき堂とも呼ばれる川越のシンボル。現在の時の鐘は川越大火の翌年1894(明治27)年に再建されたもの。鐘が鳴るのは6 、12、15、18時の1日4回。5 埼玉りそな銀行 川越支店(登録有形文化財/伝統的建造物)1918(大正7)年に、第八十五銀行の本店として建設された。青緑色の塔屋が印象的な近代洋風建築。6 川越商工会議所(登録有形文化財/都市景観重要建築物)1927(昭和2)年に建設された、旧武州銀行川越支店の建物。ギリシャ神殿風の柱が並び立つ重厚な造りが特徴的。7 日本聖公会 川越キリスト教会 礼拝堂(登録有形文化財/都市景観重要建築物)1921(大正10)年に建築された、川越市内のレンガ建築の中で一番古い建物。中世ゴシック建築を思わせる重厚なデザイン。■重要伝統的建造物群保存地区 市町村が伝統的建造物群保存地区を決定、保存計画を進め、国により価値が高いと判断されたものが重要伝統的建造物群保存地区として選定される。■伝統的建造物 伝統的建造物群保存地区内において、江戸時代から昭和初期にかけての建造物で、伝統的建造物群の特性を維持していると認められるもの。■有形文化財 建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、国にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いもの。■重要文化財 有形文化財のうち、特に重要なものが重要文化財として指定されている。■登録有形文化財 建造物においては、建築後50年を経過した歴史的建造物で、一定の評価を得たものを文化財として登録し、地域の資産として保存や活用を促している。■景観重要建造物 地域の都市景観の特性上、重要な要素となっている建造物、伝統的な工法や様式等で構築されている建造物、地域の都市景観の核として、個性的で優れたデザインの建造物などを対象としている。■都市景観重要建築物 市が都市景観を形成するうえで、重要な価値があると認められる建築物、工作物、樹木または樹林を対象として指定している。5※価格はすべて税込です。 ※くわしくは各施設にお問合せください。伝統的建造物登録有形文化財都市景観重要建築物交通本川越駅蔵のまち口(東口)から徒歩10分住所川越市連雀町13 - 7時間8:00〜19:00(18:30LO)定休日無休   TEL (049)225 - 7680【】シマノコーヒー大正館間仁田家1933(昭和8)年建築都市景観重要建築物1996(平成8)年度都市景観ポイント賞かつて呉服店だった洋風建築の建物は、大正モダンを取り入れた魅力あふれる喫茶店に。川越散歩の合間にちょっと一息…そんな時に立ち寄りたいのが、蔵造りの町並みからひとつ奥の通り“大正浪漫夢通り”にある「シマノコーヒー大正館」。その名の通り、大正モダンがコンセプトの喫茶店です。店内に流れるモダンジャズが、店主のセンスが光るインテリアを引き立てます。お店の自慢は、一杯一杯サイフォンを使って丁寧に淹れる自家焙煎のコーヒー。温かい雰囲気に浸りながら、香り高いコーヒーをじっくり味わってみてはいかがでしょうか。1.三連のアーチ型の窓が特徴的なデザインで、大正浪漫夢通りを代表する建築。2.レトロなマッチ箱のコレクションを展示。3.落ち着いたカウンター席。4.「オーガニックコーヒー」(780円)。素敵なコーヒーカップがそろっていて、どれで出してくれるかも楽しみ。小江戸川越に古くから残る建物をめぐって、散策をより楽しく!56714234321小江戸川越レトロめぐりMAP……「川越きものの日」協賛店。毎月8の付く日に着物で訪れるとうれしい特典が♪くわしくは小江戸川越観光協会のWebサイト内「川越きものの日」でご確認ください。

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