西武ニュースremo 2021年9月号
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知っているようで意外と知らない西武線と沿線にまつわるあんなことや、こんなこと。本誌ライターが沿線のツウを目指して見つけに行きます。西武線沿線街歩き達人への道 埼玉県日高市の食品加工メーカーが運営する、„豚のテーマパーク“「サイボク」。埼玉県民であれば、おそらく一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 生粋の埼玉っ子である私も、幼いころ両親と一緒に幾度となく訪れ、ハムやソーセージを買って、食べて楽しんだ思い出があるこの場所。「そういえば最近行っていないな〜」と思っていたところ、近年 „こどもが遊べる“スポットとしてファミリーに大人気だという情報をキャッチ!「サイボクで„遊ぶ“…?」と若干困惑しながらも、早速息子を連れて出かけてみました。 久しぶりに訪れたサイボクは、記憶の中の場所そのもの。変わらないその姿に懐かしさで胸がいっぱいになります。調べてみると、サイボクの始まりは1946(昭和21)年、埼玉県入間郡高萩村(現日高市)に牧場を開設したことから。その後1975(昭和50)年に小さなミートショップをオープンし、今では加工品や精肉の販売を行うショップに、レストラン、売店、温泉…そして、2019年にオープンした広大な„アスレチックエリア“も! 最高の„遊び場“を見つけて一直線に駆け出した息子を追いかけながら「本当に„遊べる“なんて、すごいよサイボク!」と私までウキウキが止まりません。全身を使って遊具を楽しんだり、芝生の上に寝転んだり。めいっぱい„遊び“を満喫して、お腹が空いたらお決まりの„サイボクグルメ“に舌鼓。遊んで、食べて、遊んで、食べて――。この夢のようなまさに肉の理想郷„ミートピア“を堪能し、すっかりサイボクに心酔した私たち。「次来たときは、ベーコンの厚切りを食べよう」「いや、まずは遊んでその後トンカツを」…と次回の作戦を練りながら、大満足で帰路に着いたのでした。スペアリブ〈¥500〉 ・カフェテリアテラス席がある売店エリアは、サイボクオリジナルのハムやソーセージ、豚まん、もつ煮、カレーライスなど、“豚グルメ”の宝庫。「どれも魅力的すぎて選べない…」と悩んだ私たちでしたが、協議の末「時間を空けて、たくさん食べよう」という結論に。自家製パンにフランクフルトを挟んだ「ホッとんドッグ」、骨付きバラ肉を豪快に焼きあげた「スペアリブ」…と、魅惑のサイボクグルメはどれもジューシーで、豚の生産から加工品製造、直営店での販売を一貫して行うサイボクの本気を感じるものばかり。「これもおいしい!」「一口ちょうだい」と夢中になって食を堪能し、心もお腹も大満足!私の心を射止めたのは「サイボクドック〈¥350〉」。ふんわりした甘~い生地と、ジュワッと肉汁が滴るフランクフルト――こんなに完成度の高いアメリカンドッグがあるなんて…!9:00~18:00狭山市駅西口より西武バス「サイボク」行きで17分(終点サイボク下車すぐ) 施設により異なる 0水 ※「天然温泉 花鳥風月」は月1回火休 (0120)112-922(受付時間/9:00~17:30)埼玉県日高市下大谷沢546サイボク・・・ 今回のお出かけライターは…大手出版社の女性誌を手がけるライター・エディター。埼玉県在住。気になるスポットを見つけたら即行動するフットワークの軽さが自慢。10

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