西武ニュースremo 2021年9月号
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館長の松岡正剛氏が選書を監修した約2万5千冊の書籍が、「日本の正体」「記憶の森へ」など“9つの文脈(キーワード)”に分かれて壁一面に並べられ、さながら“本の街”のよう。学術書から漫画まで、内容が関連する書籍が隣り合わせに並んでいるので、普段自分では選ばないような本に出あうきっかけに。本棚劇場高さ8mもの巨大本棚に囲まれた、他にはない特別な図書空間。エンタメ企業「KADOKAWA」の前身「角川書店」の創業者・角川源義氏の個人蔵書や、KADOKAWAの刊行物など、約3万冊の書籍が並ぶ。20分ごとに行われるプロジェクションマッピングでは、KADOKAWAゆかりの作家や本などを題材にした映像が本棚に投影され、アナログとデジタルが融合した圧巻の光景にきっと心奪われるはず。※上映内容は不定期で変更あり荒俣ワンダー秘宝館博物学者で小説家としても知られる荒俣宏氏の“大きな顔”の映像が出迎える展示室に一歩入れば、そこは奇想天外な“荒俣ワールド”! 鼻で歩く動物の模型、マンモスの毛、UFOのかけら、アートのような動植物の標本など、嘘か誠かわからない摩訶不思議な展示の数々に、いつの間にか夢中に…なんてことも。展示品への情熱や愛を感じる、荒俣氏直筆のポップにも注目。武蔵野ギャラリー約3万年前から続く“武蔵野”の歴史や文化、伝説上の巨人・ダイダラボッチなど、「武蔵野とは?」をあらゆる視点で捉えた展示がずらり。ギャラリー中央の立体地図では、窪地を持ちあげて湖を作ったり、大きな山に腰かけたりと、武蔵野を闊歩するダイダラボッチの姿をARで見ることも!ギャラリー横の「武蔵野回廊」には、武蔵野の歴史や文化をより深く学べる書籍も!げんよしブックストリート05

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