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秩父神社・番場通り

秩父散策荘厳なる杜とレトロな街並みを歩く 特急ラビューの大きな窓に映り込む景色の移り変わりに心躍らせながら訪れたのは、秩父。西武線沿線を代表する観光地でありながら、いつ訪れても新しい発見や楽しみ方が待っているのが秩父の魅力。今回はしっとりオトナ旅に出かけよう。
レトロモダンな建造物が数多く残されている「番場通り」は、「秩父神社」の表参道。あたかも大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しみながら、まずは関東屈指の古社といわれる「秩父神社」へ。石造りの大鳥居をくぐり、神門の先にある本殿は、色鮮やかな彫刻が目を引く権現造り。本殿をぐるりと囲むように装飾された彫刻の中には、名工・左甚五郎作と伝わる暴れ龍の伝説から鎖につながれた「つなぎの龍」や、知恵の象徴のふくろうの頭が真北を向いた「北辰の梟（ふくろう）」が施されている。この「北辰の梟」は学業成就にご利益があると言われ、多くの受験生が参拝に訪れているそう。

参拝後にぜひ立ち寄りたいのが「番場通り」にある「小池カフェ」。国の登録有形文化財に指定されている旧小池煙草店の店舗を改装した店内は、どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気。秩父特産しゃくし菜の漬物を混ぜ込んだおにぎりや、埼玉県産大豆のきな粉を使用した和スイーツをゆっくり味わって。お酒好きの人なら、秩父が誇るクラフトビールを味わえる「まほろバル」がおすすめ。秩父麦酒醸造所の公式タップルームとして常時10種類以上のクラフトビールがラインアップ。飲み比べセットで好きな味わいを見つけてみるのも◎ついつい長居してしまう落ち着いた雰囲気の店内でビールを嗜めるのも、電車旅ならではの時間。

秩父神社