西武鉄道株式会社 会社要覧2021
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ご挨拶西武鉄道株式会社 代表取締役社長 喜多村 樹美男「安全・安心」を最優先に、    「ほほえみと元気」をご提供します。 西武鉄道は前身である武蔵野鉄道の会社設立以来、地域・社会とともに100年を超える年月を歩みながら、「安全・安心」を最優先にさまざまな取り組みを推進してまいりました。 2020年初めより始まった新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が長期化しており、東京都・埼玉県を拠点とする当社の事業においても大きな影響を受けております。厳しい環境下ではありますが、感染予防・拡大防止に十分配慮しながら、これまで着実に事業を進めてまいりました。 昨年9月には、「グランエミオ所沢」のグランドオープンに合わせ、新改札の設置など所沢駅のリニューアルが完了し、2014年から推進してきた「所沢駅東口開発計画」が大きな区切りを迎えました。本年3月には「メットライフドーム」のボールパーク化が完成し、あらゆる世代にお楽しみいただける場所へと進化したほか、5月には開業70周年記念事業として3年半をかけてリニューアルを進めてきた「西武園ゆうえんち」が無事にグランドオープンを迎えました。コロナ禍での船出となりましたが、感染症対策を徹底したうえで、お客さまにほほえみと元気をご提供できるよう工夫しながら運営し、多くの方からご好評をいただいております。ますます盛り上がりをみせる所沢エリアですが、従来の「ベッドタウン」から「働く、住む、遊ぶ」のすべてがこのエリアで完結する「リビングタウン」とするため、今後も所沢駅西口エリアで商業施設を核とした大規模開発計画を推進するなど、さらなる発展を目指してまいります。 また、当社では、持続可能な社会の実現に向けた取り組み「サステナビリティアクション」を積極的に推進しており、100%自社の太陽光発電で山口線(レオライナー)を運行するなど、持続的な成長を遂げるため新規施策に取り組んでおります。引き続き、「安全・安心」「温室効果ガス削減」「沿線・周辺自治体活性化」のアジェンダに全社一丸で注力してまいります。 昨今、ワクチン接種が進むなど一定の明るい兆しはあるものの、今後も先行き不透明な事業環境が見込まれます。そのため、これからの3ヵ年で経営改革を断行し、またニューノーマルに合わせたサービス変革によりコロナショックを乗り越え、アフターコロナの社会で「最良・最強の生活応援企業グループ」を実現できるように、たゆまぬ努力を続けてまいります。 引き続き、皆さまのご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申しあげます。      2021年9月■ 役員および執行役員一覧取締役会長後 藤  高 志代表取締役社長社長執行役員喜多村  樹美男藤 井  高 明取締役常務執行役員2021年6月22日現在本 田  直 志取締役上席執行役員常勤監査役新 田    力監 査 役深 澤    勲執行役員町 田    明執行役員廣 瀬  貢 一執行役員四十崎    裕執行役員川 上  清 人執行役員石 橋  憲 司執行役員岩 﨑  則 雄執行役員山 崎  公 之執行役員冨 田  恭 史執行役員内 野    誠執行役員鈴 木  昌 勝取締役辻    雅 文取締役有 馬  充 美2

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