事業紹介 「輸送の安全に支障を及ぼす恐れのある事柄」「事故には至っていないが、事故につながる可能性がある(あった)」と社員各個人が感じた「ヒヤリ・ハット事象」や「気がかり事象」に関する情報を幅広く収集しています。 その後、分析・評価を行ったうえで、内容やリスクの大きさに応じて対策を講じ、事故を未然に防ぐという取り組みを行っています。報告された案件について順次対策を講じるとともに、現場にフィードバックすることで情報の共有化を図り、安全性の向上に役立てています。 当社では、1986年3月23日の降雪時に、田無駅に停車していた列車に、後続の列車が停止できずに追突するという事故を起こし、多数の負傷者を出しました。これを受け、この事故の概要や当社および他社の事故事例を、写真や映像を用いて社員に安全教育するための「事故情報展示室」を2008年度に開設し、「安全最優先」の大切さを学んでいます。 併せて「安全輸送推進週間」を設定し、輸送の安全講演会などを行っています。 鉄道事業法の規定に基づき、安全に関する基本方針と目標、事故・障害の発生状況と再発防止策、安全確保のための取り組み、安全管理体制など、当社の安全対策全般をお客さまにお知らせすることを目的とし「安全・環境報告書」をWebサイトで公表しています。https://www.seiburailway.jp/company/report/事故の芽ポストへの投函メールによる投稿現業での対策記入安全推進部で受付各部で調査を行い、部としての対応を記入安全推進部で集計・分析鉄道安全幹事会で審議運輸安全推進部会で審議運輸安全推進委員会で審議フィードバック安全対策の全般を告知異常時に備えた体制整備および各種訓練「事故の芽情報」の収集・活用「安全・環境報告書」の公表過去の事故事例の教育 鉄道事故、自然災害、テロ、その他さまざまな非常事態に備え、「西武グループ危機管理規程」「災害対策規程」「鉄道事故処理要領」「鉄道テロ対策における行動基準」など規程類のほか、BCP(事業継続計画)を策定し、緊急時の対応体制を確立しています。 また、脱線、踏切事故、大震災、鉄道テロなどを想定した実践的な訓練を定期的に実施し、万一の際に備えています。総合復旧訓練事故の芽情報の流れ事故情報展示室展示品26
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