事業紹介 踏切の自動化や立体交差化を進めてきた結果、踏切事故が著しく減少しています。 現在踏切数は340ヵ所です。今後も安全輸送のため、踏切の除却を図っていきます。異常を知らせるとともに、危険を察知する装置踏切支障報知装置・支障検知装置 踏切道に支障が発生した際、列車に停止信号を現示する装置で、次のもので構成されています。■ 特殊信号発光機 5つの赤色灯が2灯ずつ循環明滅する特殊信号発光機で、列車へ踏切の異常を知らせます。■ 踏切支障報知装置(非常ボタン) 踏切際の非常ボタンを押すと、特殊信号発光機が動作し、列車に踏切の異常を知らせます。全踏切に設置しています。■ 踏切支障検知装置 踏切に自動車などの支障物がある場合、レーザー光線網などにより支障物を自動検知し、特殊信号発光機を動作させます。現在、234踏切に設置しています。そのうち、50踏切に検知能力の高い支障検知装置を設置しています。■ 踏切異常検知システム 踏切の更なる安全性向上を目的に、踏切監視カメラ画像をAI処理する「踏切滞留AI 監視システム」(3踏切)と、左右2つのレンズを内蔵した3Dカメラによる「3D画像解析踏切監視システム」(2踏切)を2022年から導入しています。さらなる踏切の減少を目指して踏切設備警報時間の均一化と誤通過防止のために 列車情報装置(急緩行列車選別装置) 踏切の警報時間の均一化および中間駅での列車誤通過防止対策として、列車種別選別方式による列車情報装置を設けています。 この装置は、運行管理システム(SEMTRAC)のダイヤ情報に基づき、列車種別に応じて踏切の警報開始地点を自動的に変えることができる装置です。 また、列車種別により、通過駅・停車駅を判別し、停車駅へ接近した際、運転士へ停車を知らせる機能も有しています。29お客さまの安全を守る設備踏切
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