西武鉄道

池袋線連続立体交差事業・複々線化事業

事業について

東京都・練馬区などと協力して桜台駅付近~大泉学園駅付近の連続立体交差工事を進めてきました。2012年11月に練馬~石神井公園駅間の複々線化が完成し、2015年1月までに計28ヵ所の踏切が除却され、これにより桜台駅付近~大泉学園駅付近間の連続立体交差化が完了しました。

2021年3月13日(土)ダイヤ改正に伴い、駅名変更を行いました。そのため、上図と駅名表記が異なる箇所がございます。あらかじめご了承ください。

<変更駅>
西武遊園地駅→多摩湖駅
遊園地西駅→西武園ゆうえんち駅

事業の経緯

1971年1月 都市計画決定
都市高速鉄道西武鉄道池袋線(桜台駅~石神井公園駅間 高架複々線化)
1994年12月 富士見台駅~練馬高野台駅間 高架複々線化完了『踏切除却3ヵ所』
2000年3月 桜台駅~練馬駅間 高架複々線化完了『踏切除却7ヵ所』
2003年3月 練馬駅~富士見台駅間 高架複々線化完了『踏切除却9ヵ所』
2005年6月 都市計画変更決定
都市高速鉄道西武鉄道池袋線(石神井公園駅~大泉学園駅間 高架化)
都市計画決定
付属街路(鉄池付16号線、17号線、18号線)
2007年5月 都市計画事業認可(練馬高野台駅~大泉学園駅間)

事業の効果

交通の円滑化
  • 富士街道をはじめとする幹線道路や通学路などの9ヵ所の踏切がなくなり、交通渋滞が解消されます。
安全性の向上
  • 踏切事故がなくなり、道路と鉄道それぞれの安全性が向上します。
地域の発展
  • これまで鉄道により分断されていた市街地の一体化とともに、鉄道と交差する都市計画道路などの整備が促進され、安全で快適なまちづくりが図られます。
  • 側道の整備により、居住環境や駅へのアクセス、周辺環境の安全性や防災性が向上します。
利便性の向上
  • 急行停車駅である石神井公園駅までの複々線化が延伸され、ラッシュ時の混雑緩和や所要時間の短縮が図られます。
  • エレベーターやエスカレーターを設置することで、駅がバリアフリー化され、誰もが快適に利用できるようになります。

練馬高野台~大泉学園駅間 全線高架化の効果

2015年1月に石神井公園駅付近~大泉学園駅間(Ⅱ期区間)の高架化が完了しました。
今般、この高架化により、2011年になくなった6ヵ所(Ⅰ期区間)とあわせて、事業区間の9ヵ所すべての踏切がなくなり、踏切による交通渋滞が解消されました。

工事の順序

1期区間は、練馬高野台駅から石神井公園第3号踏切付近までの構造物を施工し、石神井公園第4号踏切付近で仮設のアプローチを取り付けました。これにより、この区間の6ヵ所の踏切がなくなりました。
2期区間は、仮設のアプローチを撤去しつつ、大泉学園駅方の区間の構造物を施工し、残り3ヵ所の踏切がなくなりました。

事業の詳細

東京都市計画都市高速鉄道事業西武鉄道池袋線

[1]事業区間 池袋線
練馬高野台駅付近(練馬区石神井町一丁目)
 ~大泉学園駅付近(練馬区東大泉五丁目)
[2]延長 事業区間2.4km(うち複々線化約1.2km)
[3]構造形式 高架方式
[4]駅施設 石神井公園駅
1)ホーム延長:210m
2)ホーム幅員:5m~10m
3)各ホームにエレベーター・エスカレーターを設置

東京都市計画道路事業都市高速鉄道西武鉄道池袋線付属街路

  • 鉄池付第16号線:延長約 280m、幅員6m
  • 鉄池付第17号線:延長約 80m、幅員6m
  • 鉄池付第18号線:延長約 1,190m、幅員6m~10m