飯能駅北口から路線バスに乗って約40分で行ける「さわらびの湯」が、このコースの拠点となります。ここから奥多摩との境界線上にある棒ノ嶺(棒ノ折山)の山頂までは約4.8km、標高差730m。山頂直下のゴンジリ峠の直前にある標高793mの岩茸石までは白谷沢登山口からのルートと、滝ノ平尾根の2ルートが選べるので、行き帰りで違ったルートをたどることができます。
岩場が多くて下りは危険である理由に加え、夏場はとくに白谷沢登山道を往路に選ぶのがオススメ。沢沿いのルートなので、登りでオーバーヒートぎみの身体を天然シャワーで冷やせるからです。
山頂はとても広く、単に登って下ってのトレーニングだともったいないので、お弁当やコーヒーセットなどを持参して、開放的な山頂を堪能してみてはいかがでしょうか。


(2025年2月時点)



高麗駅から吾野駅まで、西武線の南側に連なる飯能アルプスを越えていくこのルートは、奥武蔵をよく知る常連たちが鍛錬の場として挑んでいる山域です。飯能日高武蔵台団地を抜けた先から小刻みなアップダウンが連続。飯能アルプスの特徴であるこの地形は、「のこぎりコース」「ギザギザ高低図」と呼ばれ、健脚なハイカーでも好んで歩きません。他の奥武蔵の山に比べると人気がなく、トレーニングに集中しやすい環境とも言えますが、挑戦する際はそれなりの覚悟と準備が必要になります。
天覚山、大高山のピークを踏んで、子の権現手前のスルギ尾根のスルギで林道に入り、浅見茶屋方面へと向かって吾野駅まで下って行きます。途中の東峠、前坂手前で交差する舗装路から、国道299号線へと下れるので、体力や脚力に限界がきた、あるいは不測の事態が起きた時のエスケープとして覚えておきましょう。


(2025年2月時点)



西吾野駅を出て橋を渡ったら右折、高山不動の看板が出てきます。そこから600mほど進んだところに橋があり、渡った右手にある吾笑楽という茶屋から「パノラマコース」という道標をたどって行きます。つづら折りで標高を上げていき、最初の分岐では左折、石地蔵のある分岐では右折して高山不動尊を目指します。
高山不動尊の境内に入ったら急な石階段を登り左方向へ。本堂とトイレの間を抜けて関八州見晴台へと続くトレイルに入ります。舗装路に一度出てから再びトレイルに入り、急坂を登りきったところが関八州見晴台です。
その先は奥の院の裏のルートではなく、花立松ノ峠へ下って行くルートを選び、高山新道〜猿岩林道と進んでいけば黒山三滝に到着します。しばらく舗装路を歩いて笹郷からトレイルで顔振峠に向かい、そこから先はトレイルと舗装路を組み合わせて最短距離で吾野駅へ下ります。


(2025年2月時点)



正丸駅の改札右手にある階段を下り、ガードをくぐって舗装路を進行。正丸峠の分岐では右手に進み、舗装路が終わるとトレイルに入ります。急階段を登りきったところが正丸峠で、昭和16年創業、おくむら茶屋があります。
お店の正面にある石段をさらに登って行くと旧正丸峠に出ます。現在は木々に覆われた山の中ですが、かつては江戸と秩父を結ぶ重要道だったことを示す独特の雰囲気が漂っています。虚空蔵峠の手前にあるサッキョ峠付近も心地いい樹林帯で、気持ちよく下れるセクションが続きます。
展望のある刈場坂峠から先は舗装路沿いのトレイルを進んで行きます。カバ岳の手前には岩場があり、大野峠の先にはパラグライダー場が、丸山には展望台があって後半は景色を楽しめるポイントが増えます。全体的には細かいアップダウンを繰り返すコースですが、長い登り下りがなくジェットコースターのように進めます。


(2025年2月時点)



二子山〜武川岳の縦走ルートはハイカーが少ないので、静かな森を楽しみたい人にオススメです。芦ヶ久保駅を出て坂を下って行き、川を渡る直前に左折。西武線のガード下をくぐりトレイルに入って行きます。そこから2kmで標高882mの二子山まで登る(高低差約580m)ので、このコースは序盤が最大の山場と言えます。
そこから標高1052mの武川岳までの縦走はじわじわと標高を上げて行くルート。焼山〜蔦岩山を越えて武川岳を目指す途中は奥武蔵の山の特徴とも言える植林の森とは違い、原生林に近い神秘的な森の中を抜けて行きます。トレイルの状態も良く、心地よさも相待って、気持ちよく走れるセクションになるでしょう。
そこからゴール地点となる名郷のバス停までは急勾配の下りが約4kmも続きます。大腿四頭筋の鍛錬には最適ですが、飛ばし過ぎには注意が必要です。名郷から飯能駅方面のバスは1時間に1本程度なので、しっかり時刻表を確認した上で計画を立ててください。


(2025年2月時点)



奥武蔵の最高峰である武甲山。北側から眺めるとセメント採掘によって植物のない削られた山というイメージがありますが、山体の東西と南側には生命力あふれる樹林帯が広がっています。このコースはそんな武甲山の魅力的な自然に触れるルートです。
横瀬駅をスタートして石灰工場のある舗装路を抜けて一の鳥居へ。この登り坂はダンプカーが行き交うので十分に注意して進んでください。一の鳥居から西に向かい、15丁(山頂は52丁)まで登ったところからトレイルに入ると、山頂までは豊かな自然にあふれた森のトレイルが続きます。
下山ルートは長者屋敷の頭、橋立神社方面、西側へと下って行きます。急坂、道幅が狭いところもありますが、下山ルートはおおむね気持ちよく走り続けられます。浦山口駅からは電車で西武秩父駅へ移動してアフターを楽しみましょう。


(2025年2月時点)


