西武鉄道

2023-11-07

西武鉄道全線にて100%再生可能エネルギー由来の電力を使用し、実質CO2排出量ゼロで運行します

 西武鉄道株式会社(本社:埼玉県所沢市、社長:小川 周一郎)は、鉄道業界全体で推進している脱炭素社会実現への貢献および西武グループ環境方針に基づき、2024年1月1日(月・祝)から西武鉄道全線で使用する全ての電力を実質的に再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)とし、実質CO2排出量ゼロで運行します。

 当社では、2021年4月から山口線(レオライナー)にて西武グループが運営する「西武武山ソーラーパワーステーション」で発電する環境価値のついた電力での運行を開始しています。これに加え今回、東京電力エナジーパートナー株式会社の再エネ電力メニューを導入することにより、環境価値がついた電力による通年・全路線・全列車での運行を実現し、年間約157,000t排出していたCO2が実質ゼロとなります。これは一般家庭の年間CO2排出量にすると約57,000世帯分に相当します。

 西武グループでは、地球温暖化抑制への更なる貢献に向けて、CO2排出量をグループ全体で2030年度までに2018年度比46%削減という環境負荷削減目標を設定しています。この取り組みにより、西武鉄道全体のCO2排出量は2022年度実績ベースで2018年度比約9割削減でき、またグループ全体でも2022年度実績ベースで2018年度比約5割削減となるため、2030年度のCO2削減目標の達成に大きく近づくことができます。

 昨今、企業においては自社の排出するCO2のみならず、従業員の出張や通勤を含めたサプライチェーン全体のCO2排出量も削減に努める必要があります。また、家庭においては「自動車」からの排出量が「照明・家電製品など」に次いで2番目に多く、企業・家庭ともに移動手段を鉄道に見直すことがCO2排出抑制・地球温暖化対策につながります。当社は、「サステナ車両」を活用し早期に全車両VVVF化を行うなど使用電力量の削減を図ることに加え、今回の取り組みにより西武線での移動から排出するCO2を実質ゼロにし、地球温暖化抑制へ貢献する取り組みを多角的かつ積極的に進め、西武線をより利用していただけるよう努めてまいります。

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